2021.11.18
若いと思っているうちに、アッというまに年を取り、学問がモノになるのは難しい。
だからこそ、少しの時間を惜しんで勉学に励まなければならない。
池のほとりに萌えゆらぐ若草のように、いつまでも、うつらうつらと夢見心地ではいけない。
階段の前の青桐(あおぎり)の葉は、秋風とともに散ってしまうのだから。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」
と詠じたのは親鸞聖人。
満開に咲いている、見事な桜。
明日、見にいけばいいと思っていたら、夜中の嵐で、翌朝はすっかり散ってしまった。
明日がある、明日でいい、と思っていると取り返しのつかなくなることも世の中にはある。
絶好のチャンスを逃したり、会いたいと思っていた人と永遠に会えなくなってしまったり。
だからこそ、「一期一会」であるし、「人生二度なし」。
会いたいと思ったときが、必然の時であり、「その時」。
勉学も同じで、明日ではなく今が「その時」。
明日も、来年もないものという気持ちで…
今日、ただ今を一所懸命に生きてゆきたいですね(^^)