2021.11.17
人生をひらいた人には共通した心構えがありました。
その一は「物事を前向きに捉える」。
物事を後ろ向きに捉えて人生をひらいた人はいません。
その二は「素直」。
宮大工の小川三夫さんは高校卒業後、「法隆寺の鬼」「最後の宮大工」といわれた西岡常一(つねかず)棟梁に弟子入り。
修業時代は棟梁の言葉にすべて 「はい」と従いました。
そしていまや社寺建築の第一人者です。
その経験からいう。
「批判の目があっては学べません。素直でなければ本当の技術が入っていかないですね」と。
心にわだかまりがある人は人生を歪(ゆが)める。
多くの先達がいっていることです。
その三は「感謝の念を忘れない」。
人生の成功者に共通した資質がこれである。
成功者は呪いたくなるような境遇をも、この境遇が自分を育ててくれると感謝している。
その四は「愚痴をいわない」。
自分が出したものは自分に返ってくる。
宇宙の法則である。
愚痴ばかりいっている人は、愚痴ばかりの人生になる。