2021.10.28
『最後の言葉がいちばん大事なんです。
たとえばタクシーに乗って「新宿に行ってください」と言って、その後に「やっぱり新小岩に行ってください」と言うと、タクシーの運転手は新小岩に向かいます。
それと同じで、「しんどいなぁ」とか「つらいなぁ」と言っていても、「でも 楽しいなぁ」と最後に言うと、潜在意識は楽しいことを引き寄せようとするものなんですね。
逆に、最後に言った言葉が否定的だと、否定的なことを引き寄せてしまいます。
私たちの無意識には莫大な情報があります。
人はそこにつながることができるのです。
言い換えれば、人は「思ったことを起こせる力」があるのです。
その思うこととは、どんな言葉を使うかです。
その言葉で起こせることが変わってくるからね。
多くの人は、潜在意識が莫大な情報の貯蔵庫だということを知りません。
そして、その貯蔵庫から自分の望むものを取り出したり、つながったりできることを知らないんです。
だからいいモノも悪いモノも、ごちゃまぜになって引き寄せてしまうんです。』
斎藤一人さんは、目標などたてず、流れに従って仕事や人生を送っているという。
川の流れのように、進んでいき、目の前に起きた問題を乗り越えていく。
小林正観さんのいう「頼まれごとの人生」と同じだ。
自ら目標などを立てるのではなく、頼まれごとがあったらそれを淡々とこなしていく。
「頼まれごと」とは、川のながれのようなものだ。
流れに逆らうのではなく、淡々と流れに身を任せる。
目の前に起きた障害を、まるで障害物競争のように次々と楽しみながらクリアーしていく。
起こった問題を、面白がって解決する。
問題を苦痛に思うのではなく、ゲームのように楽しんだり、笑いに変えたりして前に進んでいく。
そしてその時大事になるのが、最後に発する言葉だ。
途中でネガティブな言葉を発してしまったとしても、最後に「ああ楽しかった」とか「面白かった」、「よかったなぁ」とポジティブに締めくくる。
あの世にいくとき、問いかけられるのがこの二つの言葉だといわれる。
「この人生を楽しんできたかな」、「人に親切にしたかな」。
「人生を今日も楽しんだか」と「人に親切にしたか」という言葉を毎晩、自分に問いかけたい。