未来は明るいと日ごろから思うこと。
これに尽きるね。
思えなくても、思ってみるしかないんだ。
いたちごっこなんだよね。
「未来は明るい」と言葉にしたり、明るい本を読んだり、明るい音楽を聴いたりするのもいいだろう。
明るい人のそばに寄り添うことも大 事だろう。
たとえば、「コロナ」禍で、飲食店を経営している人は、大きな打撃を受けたと思うよ。
ただ、こういうとき早く方向転換して、違う方法で稼ぐ道を探すことなんです。
テイクアウト専門にするとか、通販商品を作るとか、何か違うことをね。
そうすれば、打撃は小さくなる。
さらに、新たな商売を発展させることだってできるのです。
人より一歩早く行動することで、光を見ることができるんです。
何より、一人さんは「未来は明るい」と思っているの。
未来は暗いと思っている人と、明るいと思っている人、どっちが幸せなのかを考えてみることだね。
一人さんみたいになりたいなら、「楽しい未来が待っている」と思うことです。
そして、この星は「行動」しないと、前が開けない星なんです。
一度沈んでもいいから、そのあとは、一歩前に踏み出すことだよね。
今、何もできずにいるのなら、うまくいっている人の真似をしてごらん。
お店をやっているなら、うまくいっているお店のいいところを真似る。
サラリーマンなら、業績を上げている人のやり方を真似る。
今のやり方でダメなら、何かやり方を変えていくこと。
そして停滞しないで、行動することが大事なんです。
どんなものが売れるかって、この答えは簡単です。
お客様が喜ぶサービスや商品を作ること。
もちろん、自分の利益を度外視しちゃいけない。
仕事は「四方よし」と言ってね、自分の利益はもちろんだけど、お客様、取引先、そして世間の四方を喜ばせることで、ビジネスはうまくいくの。
世間というのは、神様でもある。
神様が喜ぶようなことをしたとき、仕事は成功を収めるようになっているんです。
ただね、がんばりすぎちゃダメだよ。
いつも「仕事は6割でやりな」って言っているんだけど、苦しい、つらいと思って、仕事をすると悲壮感が出ちゃうんだよ。
10割でやったものには、神様が応援する余地がないんだ。
楽しいと感じながら仕事ができたとき、神様が手助けしてくれるからね。
もちろん、こんな世の中で「楽しく仕事なんてできない」と言う人もいるだろう。
それでも、楽しいことを探すの。
「先は明るい」という思いを持つことなんです。
周りを見るとわかると思うけれど、誰もが一生懸命やっているんだよ。
だから、それ以上無理をしてがんばらなくていい、立派じゃなくていい、真面目になる必要もない。
ただただ、「思い」を楽しくて、明るい方に持っていく。
それだけでいいんだよ。
一人さんは、がんばる以外の方法があるって、みんなに伝えたいの。
重い荷物をしょい込んだ肩から、荷物を下ろしてあげたいんです。
がんばって努力するのは、もう十分なの。
それより、豊かな心でいるとか、 人の幸せを願うとかが大事なんです。
そして楽しみながら進む方が、成功するんだよ。
そういう時代になったんだよ。 斎藤ひとりさん