2021.10.02
「本当にわれわれの存在というものは、究明すればするほど種々のお陰によって在る。
天地のお陰、国家や社会のお陰、親や師友のお陰。
この計り知ることのできないお陰をしみじみ感じとり、認識する。
これがいわゆる恩を知るということであります。
そこで初めて理性や感情をもった人間になるのであります」』
一生の中では、その時(タイミング)、その置かれた場所(フィールド)、そして、その時の地位や役職(ポジション)により、「お陰」は変わってくる。
これを「時処位(じしょい)」という。
大事なことは、誰でも、自分が陽のときもあれば、陰の時もあるということ。
自分が陽のときは、陰に感謝する。
陰の時は、陽をささえる陰に徹する。
これは、夫婦や仕事において、男性が表に出て女性に家に居る、ということではありません。
古来より、女性が表に出ることがあるのは当たり前のことです。
ただ、「時処位」により、それは変わるということ。
お陰様の心で日々暮らす人でありたいですね。