社長ブログ

最後に勝つ人

2021.09.20

多くの経営者が間違えるパターンがあります。

それが、「今はやっているもの」に目移りしてしまうこと。

「大ブーム」、「爆発的な大ヒット」、「記録的に売れている」等々の商品やサービスです。

「月満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く」(史記)

満月が過ぎた月はしだいに欠けていくのと同じように、物事は最盛期を過ぎたら、必ず下り坂になる。

それを、「陰極まれば、陽に転ず」ともいいます。

振り子の原理と同じです。

右にいっぱい振った振り子は、必ず左に向かって戻る。

飲食店などでも、その時ブームになっている店をやる人は、たいてい失敗する。

最盛期を過ぎているからです。

結局、勝つ人は、倦(う)まずたゆまず、流行に左右されずコツコツ努力を重ねる人です。

愚鈍だと言われようが、目端(めはし)が利かないと言われようが、愚直に目の前の仕事に打ち込む人。