社長のつぶやき

「止まっている時計は日に二度合う」

2021.09.17

AKBグループの生みの親だが、かつて秋元さんが同じように若い女性グループをつくって大ヒットを飛ばしたことを記憶している人は多くはない。

おニャン子クラブである。

なぜAKBを生み出せたのか。

秋元さんは、同じことをずっとしてきただけなのだ。

そのヒントになるインタビューを私はAKBができる前にしていた。

秋元さんはこんなことを語っていた。

「みんなが集まっている野原には、野イチゴはない。

だから、野イチゴがたくさんありそうな未開の場所を探す。

流行にかかわる仕事をしてきて思うのは、今はやっているものは、1年前に植えられていたということです。

例えば今、ヒマワリが高値で取引されているとして、ヒマワリを今から植えたらみんなと同じです。

待っているのは、暴落しかない。

必要なのは今、夕ンポポを植える勇気なんです」

そして秋元さんの好きな言葉が、

「止まっている時計は日に二度合う」だ。

例えば、ずっと前から延々とカスミ草だけを植えている人がいるとする。

自分の姿勢を決して曲げない。

でも、何年かに一度、カスミ草の大ブームが来て、この人は高い評価を受けるのである。

「一方、ただ流されて、ヒマワリだ、タンポポだと移ろう人もいる。

こういう人は、永遠に時代から5分遅れで走り続けるわけです。

一度も時間は合わない。

僕が今、就職先を選ぶとすれば、あえて最悪のところを狙うでしょうね」

自分の信念にこだわり続けることだ。

時計はいずれ、ピタリと合うのである。

『1分で心が震えるプロの言葉100』より