2021.09.15
萩本欽一さんの、「人生はおもしろがった人の勝ち」という素敵な文章がありました。
『絶対におもしろいことなんかない。
同じことでも、状況によって、おもしろかったり、おもしろくなかったりする。
だけど、どんな状況にあっても、ものごとをおもしろくすることはできるんじゃないかな。
要は、考え方一つってことだ。
ボクはこれまで、どうしたらおもしろくなるか、そればっかり考えて生きてきた。
そのなかから、つかんだことや見えてきたものがいくつかある。
人と同じことをしていてはダメなこと、運が逃げていかないようにすること、ものごとをあえて遠くにすること、いいことと悪いことは半々だということ…。
そんなボクだからこそいえることがあるとすれば、おもしろがった人のほうが、人生を面白く生きられるということだ。
おもしろく生きることに、年齢は関係ない。
いくつになろうが、おもしろく生きようと思えば、おもしろく生きられる。
かえって長く生きてきた人、いろいろなことを経験してきた人のほうが、おもしろがるコツを知っているんじゃないかな。
たった一度っきりの人生だもの。
おもしろく生きたほうの勝ちだと思うよ。』(人生はおもしろがった人の勝ち/大和書房)より