社長ブログ

上機嫌な「フリ」をする

2021.10.07

『楽しいことがあろうがなかろうが、常にニコニコした笑顔を心がけてください。

つまり、上機嫌な「フリ」をするのです。

私たちの脳みそは、私たちの「表情」に影響を受けています。

上機嫌な表情をつくっていると、私たちの脳みそは、「きっと私は今、楽しいんだ」と錯覚して、ドーパミンなどの「快」を司る脳内物質をどんどん分泌してくれ、その結果として、本当に楽しくなってしまうのです。

これを心理学では、「フェイシャル・フィードバック効果」と呼んでいます。

「楽しいことがあれば、いくらでも笑えるのに......」ではなく、「笑っている」から、「楽しくなってくる」のです。

この順番を間違えないこと。 楽しいことがあろうがなかろうが、始終、ニコニコと上機嫌にしていることです。

そうすれば、心が弾んできて、陽気に暮らせるようになりますよ。

心理学者の実験でも、このことは明らかになっています。

米国イリノイ大学の マヤ・タミールは、笑顔をつくると、そのわずか1分後には、心がリラックスし、 喜びを感じてくることを突き止めました。

愛想笑いであろうが、つくり笑いであろうが、たった1分で“てきめんな効果” が得られるわけです。

また、タミールは、しかめっ面をつくらせると、気分がネガティブになることも明らかにしています。

ですから、できるだけ不機嫌な顔をしないことも重要です。

毎日、陽気に生きていれば、小さなことでイライラすることも減っていきます。

心が上機嫌でいると、少々のことは、笑って許せるようになるのです。

たとえば、待ち合わせをした相手が遅刻をしたとしましょう。

こんなとき、心に余裕のない人は、イライラしてしまうものです。

「自分は見下されているのではないか」 「自分は大事にされていないのではないか」 などと考えると、さらに怒りが募ります。

ところが、笑顔をつくり、上機嫌でいれば、少しくらい相手が遅刻しても、 「まあ人間なんだから、たまにはそういうこともあるよね」と気軽に受け流すことができます。

腹もそんなに立ちません。

とにかく笑顔。

いつでも笑顔をつくっていることは、とても大切なのです。』

とりたてて楽しいこともないけれど、笑顔をつくったり、上機嫌のフリをすると、本当に楽しくなってっくるという「フェイシャル・フィードバック効果」は、言葉でも同じような効果があるという。

大勢の人の前でスピーチやプレゼンをしなければいけないとき、不安でいっぱいなのに「ワクワクしてきた」「絶好調!」「やった!」「できる、できる!」「最高!」と言ったら、不安も吹き飛び、ワクワクしてくる。

それを、満面の笑顔で言う。

まさに、高杉晋作の辞世の句(後の句は野村望東尼)のごとくです。

「おもしろき こともなき世を おもしろく

住みなすものは 心なりけり」

世の中の事象は、自分の心しだい、捉え方しだい。

面白くもなるし、つまらなくもなる。

だからこそ、ウソでもいいから上機嫌でいること。

すると、上機嫌があとからついてくる。