社長ブログ

「謙虚」であれ

2021.08.30

誰かに、ああだこうだと指摘されたり、上から目線で偉そうに言われたりすると、カチンときたり、ムッとしたりすることがあります。

それは、自分が「大したものである」「なかなかのものである」と思っているからです。

怒りも、嫉妬も、驕りも、威張りたい心も、自分が「こんなにすごい」のに、なぜそんなに下に見られるのか、自分のが上だ、あなたにそんなことを言われる筋合(すじあ)いはない、という気持ちから発している。

それが、「謙虚」でないという状態。

謙虚さを失うと、人の話を素直に聞けなくなり、教えを乞うことができなくなる。

すると人間としての成長がそこで止まってしまう。

松下幸之助翁は、晩年になってからも、部下や、若い人の意見に耳を傾け、素直に聞いていたという。

また、あるときは自分より年下の老師から大声で罵倒に近い意見をさんざん言われ続けたあと、こういったという。

「いや、私は、あんまり賢くありませんからな。老師さんにいろいろ叱ってもらうと勉強になりますわ」

そして、「もっと、私に問題があるんでしたら、言ってくれまへんか」と。(松下幸之助はなぜ成功したのか・東洋経済新報社)より

「おだてられれば いい気になるし わるくちいわれりゃ 腹たつわたし」

「花は ただ 咲く ただひたすらに ただになれない 人間のわたし」(相田みつを)

ときに…

自分は「ろくなものじゃない」と謙虚に考えることも必要ですね。