2021.07.31
『すべてが思い通りに来たと言う人は、まずいないでしょう。
置かれた境遇に不満や愚痴をこぼしていませんか。
たとえば、商品開発やデザインの部署に就きたかったのに、配属先は別の部署になった…。
あるいは、第一志望ではない会社に就職せざるを得なかった…。
「隣の芝生は青く見える」ものです。
この物語は、世の中にはさまざまな役割(仕事)があり、その価値に優劣はないことを教えてくれます。』
自分の今の立場や境遇に幸せを感じている人は、他人との比較はしない。
幸せを感じ、それに感謝しているからだ。
お釈迦さまのいう「そこに価値と役割を感じている」ということ。
しかし、不平や不満がある人は、他人と比較をする。
あの人に比べて自分は不幸だ、自分は損をしている、と。
小林正観さんは、それを「き・く・あ」の実践と言っている。
「き」とは、競わないこと。
「く」とは、比べないこと。
「あ」とは、争わないこと。
そのために必要なのが、ことだという。
「念」という字は、「今」と「心」からできている。
「今」を大事にする「心」ということです。
目の前の人を大事にし、目の前のことや仕事一つひとつを大事にする生き方。
つまり、今、この瞬間を大事にすること。
すると、他のことが気にならなくなる。
念を入れて生きていくことを心に刻みたい。