2021.07.28
この地球は「学びの道場」だから、行動したことがすべて学びになるんです。
この星に引力があるということは、その引力に逆らっては生きられないんだよ。
私たちが魂だけの存在なら思っただけでそこに行けるけど、この地球では、人は肉体を持っているから、「空を飛びたい」と思っただけでは空は飛べないんだよね。
でも、「空を飛びたい」という想いを行動に移した結果、人は飛行機を発明し、それが多くの人の役に立って、幸せにつながったんです。
「思ったこと」や「考え方」、「捉え方」も、それを行動に移してみたら正しいかどうかがわかるし、その結果が悪かったら変えればいいし、それが学びにつながるんだよね。
食べ物でも、「菜食がいい」とか「朝、昼、晩と3食、きちんと食べるのがいい」という人もいれば、「1日1食」でも大丈夫な人だっているんです。
でも結局、自分が食べたいものを食べるのが一番いいんだよね。
人は、食べたいから食べるんです。
それで、食べたいものばかり食べていると、栄養が偏って病気になったとして、そうなったら「こういうものを食べた方がいいよ」って言われてそれを食べる。
それもつまりは、食べたいから食べたんだよ。
だから、食べたいものを食べるのが一番いいと一人さんは思っています。
どれだけ嫌いなものでも「このままだと死んじゃうから食べなさい」って言われたら食べたくなって食べるものだよね。
人間はどこまでも進化できます。
際限がありません。
だから学びにも終わりがないし、行動にも終わりがないんです。
人生が死ぬまで学びなんだとしたら、苦しみながら学ぶより、楽しみながら学んだ方がいいよね。
誰にとっても「1日24時間」は変わらなくても、楽しく過ごしたら短く感じるし、イヤな時間は長く感じます。
実際、楽しい時間をいつも過ごしている人はいつまでも若々しく、イヤな時間をいつも過ごしている人は老け込むのも早いんです。
結局、楽しく行動して、楽しく学ぶのが、この地球の「最高の成功法則」なんだよね。
『斎藤一人 品をあげる人がやっていること』サンマーク出版 より