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社長のつぶやき

面白法人カヤック

2020.10.26

1998年に面白法人カヤックを創業して以来、一貫して取り組んできたのは、「会社」という枠組みの中で、どうやったら人は面白く働けるか?ということを研究し、そして実践してきたということだったのではないかと思います。

今から20年以上前、カヤックが面白く働くためにこだわったことのひとつは、「どこで働くか?」ということでした。

つまり場所にこだわるということです。

本社の所在地を鎌倉にしたこと。

そして、「旅する支社」という制度をつくったこと。

鎌倉に本社を置いたのは、純粋に社会というものを見つめたときに、毎日、満員電車に揺られて、ビル熱のこもった都会の高層ビル群の中でずっと働くのは嫌だなあ…と思ったという素直な気持ちに従ったのだと思います。

満員電車に乗らないためには、職住近接の考え方を取り入れ、高層ビルで働きたくないなら、そうではないまち並みを維持しているまちを選ぶということです。

もちろん高層ビルでバリバリ働くのも、気持ちが上がりますし、格好いいなあという気持ちもあるのですが、どっちが好きかは、人によってきっと違いがある。

そして、そういう方が好きという社員を集めたら、価値観も近いだろうし、まあまあ楽しく働けるかなと思ったのでした。

一方で、いくらそんな素敵な場所を見つけて職住近接で働き始めたとしても、毎日同じ場所で働くのも刺激がないし面白くなさそうだよなあ。

そう思ったのも、ある種の純粋な気持ちだったのだろうと思います。

そこで生まれたのが「旅する支社」です。

簡単に言うと、オフィスを固定せず、みんなでいろんな場所に行って仕事してみようぜという取り組みです。

今ではそれほど目新しい取り組みではありませんが、当時はワクワクする働き方でした。

これもまた、農耕民族のように同じ場所にしっかりと根を張って生きるのも楽しいけれども、狩猟民族や遊牧民のように常に旅するように働くということが好きな人もいる。

僕らは一年の大半は鎌倉に根を張って農耕民族のように働き、一年のうち10パーセントくらいは、狩猟民族のように働くのがちょうどいいのではないかというバランスでやってきました。

これも、どちらがいい悪いではなく、価値観や好みの話だろうと思います。

そして時が経ち、今は働く場所や住む場所についても、以前よりも明らかに制約がなくなり、自由になりました。

自分の価値観の合う場所で働いたり、住むことが以前よりずっと簡単になったのです。

その結果、多くの人が「どこに住むか?」「どこで働くか?」にこだわった方が、実は人生は楽しいのではないか?と気づき始めたように思います。

何も単一の価値観に従う必要はないのです。

そして、その個人の価値観が明確になり、自由に選択できる社会に向かうのだとしたら、その流れに合わせて、地域も変わっていく。

そして、ビジネスやコミュニティも変わっていきます。

そこには地方創生へのヒントもあります。



面白法人カヤックCEO、柳澤大輔氏

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