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社長のつぶやき

『くつやのマルチン』

2020.07.10

『くつやのマルチン』原作はトルストイの童話です。

マルチンは老いた靴屋で、一人ぼっちで寂しく暮らしていました。

最愛の妻に先立たれて、息子と二人で暮らしていましたが、やがて息子も病気のために死んでしまいます。

マルチンは生きる望みを失い、友だちが祭りに誘っても行く気にさえならず、引きこもっていたのです。

ある日、訪ねてきた牧師から「古い聖書を綴(と)じ直して欲しい」と頼まれます。

その夜、聖書を読みながら眠ってしまったマルチンに、神からのお告げがあったのです。

「明日おまえを訪ねるからね」と。

翌日、マルチンは朝早く目を覚ましました。

いつもと気分は違っています。

神様を出迎えるために一生懸命部屋を掃除していると、外に雪かきの掃除人を見かけて温かい紅茶をご馳走しました。

掃除人はとても嬉しそうでした。

しばらくすると、赤ちゃんを抱いた婦人が真冬の寒さの中、コートも着ないで歩いていました。

マルチンは家に婦人を招き入れ、暖炉で温まってもらい、パンとシチューを食べさせ、自分の肩掛けをあげたのです。

すっかり薄暗くなったころ、マルチンの店の前をりんご売りのおばあさんが通りかかり、カゴを肩から下ろして座り込みました。

そこへ、貧しい少年がやってきてりんごを奪って逃げたのです。

マルチンは、大急ぎで少年をつかまえておばあさんには子どもをゆるしてくれるように頼み、子どもにはりんごを一つ買って手渡しました。

結局、神は現れませんでしたが、自分が世界で一番憐(あわ)れだと思っていたマルチンは、もっとかわいそうな人がいることに気づきます。

そして、自分のような者でも、人にやさしくしてあげられることがわかり、何だか心の中がとても温かくなっていくのでした。

その日の夜、マルチンが椅子に座って聖書を開くと、神が現れて、「今日おまえが出会った者たちはすべて私だよ」と語るのです。

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