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社長のつぶやき

ブランディングの力

2020.06.22

『誰が想像しただろう。

南海キャンディーズ・山里亮太と蒼井優の電撃婚の話です。

山里といえば、赤メガネと自虐キャラがトレードマークの、自他ともに認めるブサイク非モテ芸人。

女性スキャンダルとはこれまでもこらからも無縁、だったはず。

一方の蒼井優は、映画・舞台・ドラマなどで活躍中の、いわずと知れた実力派女優。

この二人が恋に落ち、結婚するなんて、どう考えてあり得ない。

もちろん私もそう思ってました。

しばらくするとテレビのコメンテーターたちは、次のようなことを語り始めました。

山里の身長は178センチメートルと意外に高い。

山里は関西大学文学部教育学部卒業の高学歴。

山里はテレビのレギュラー番組を10本以上持つ超売れっ子で、かなり稼いでいる。

バラエティ番組の司会もできれば、政治も語れる。

映画の声優もこなすし、本も出版し文才にも恵まれている。

だが、こういう分析にはほとんど意味がないですよね。

人はスペックで人を好きになるわけではないから。

あの男性はどこの会社に勤めていて、年収はどれくらいで、どんな車に乗っていて、趣味は何で…。

そういうことは、その男性を恋愛対象として意識するようになって、初めて気になってくるんですね。

スペックがきっかけでそこからおつき合いが始まるのは、見合いや婚活パーティくらいでしょう。

蒼井優はもともと、山里の相方の山崎静代の友人だったそうです。

それで、たまたま3人で食事をしたところ、山里と意気投合し、そこから交際に発展していったという。

山里は最初のコンタクトで、自分という人間を意識させ、興味を持たせることに成功した。

それが情熱なのか、誠意なのか、トークの技術なのか、私にはよくわからないですが。

ひとつだけ確信を持っていえるのは、そこで山里が差し出した身上書を見て、蒼井優がこの人とつき合いたい、結婚したいと思ったわけではないということです。

多くの企業は、手の込んだつくりの会社案内や情報の詰まったウェブサイトなど、さまざまなPRのツールをすでに持っている。

なるほど、これらをじっくり読みさえすれば、その企業のあらかたのことは、たしかにわかるだろう。

これを読めば誰だって、わが社は信用できる会社だと納得するだろう。

入社したり投資したりしたいと思わないはずがないです。

だが、ちょっと待ってほしい。

誰がいったいこの分厚い冊子や、何度もクリックが必要なウェブサイトを、時間をかけて読んでくれるというのでしょう...

先ほどの、南海キャンディーズの山里亮太の例を思い出して欲しい。

結婚相手としていくら申し分ない条件を備えていたとしても、それで女性が振り向いてくれるわけではない。

もしそうなら今回、蒼井優と結婚する以前から山里は、「アンアン」の結婚したい男性ランキングの上位に、毎年のように名前が挙がっていなければおかしいではないか。

好きになったら、その相手の情報をもっと知りたくなる。

しかし、好きでもない相手のことは、わざわざ調べようとは思わないですよね。

これは、個人も企業もまったく一緒なんですね。

まずは、意中の相手にどうしたら自分の会社を好きになってもらえるかを考える。

これこそが、ブランディングの一丁目一番地であり、最も時間をかけて検討しなければいけない課題なんです。

これをせず、外面だけをどんなにピカピカに磨いたとしても、そんなブランディングはうまくいかない。

繰り返すが、重要なのは「条件やスペックで好きになってくれるのではない」という点。

裏を返せば、現時点では同業他社より売上や会社の規模で劣っていたとしても、やりようによっては多くの「好き」を集めることも可能なんです。

そして、それこそが、ブランディングの力なんですね。』

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