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社長のつぶやき

ハックの威力

2020.04.14

同じインプットから大きな成果を得られるように転換効率を劇的に高めることをハックと呼びます。

世界をハックするのに複雑なプロセスは必要ありません。

1.人と違う規則性や法則を見つけて、

2.その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。

というたった2つのステップで実行できます。

例えば、「エレベーターの待ち時間をどのように最小化するか?」という有名な問題があります。

話の舞台は、ある大きなオフィス・ビル。

そのビルの管理会社は、「ビルに設置されたエレベーターの待ち時間が長い」と借主から多くのクレームを受けていました。

困った担当者は、エレベーター・システムの設計の専門家を呼んで、実態を調べることにしました。

専門家たちは、詳細な分析を行った結果、下記の解決策を提案しました。

1.エレベーターの増設

2.より高速なエレベーターへの機種変更

3.あらたに開発されたエレベーター制御装置の設置

要するに、専門家たちは、大幅なコストをかけない限り、クレームの解決は行えないことを明らかにしたわけです。

同時にその投資費用は、このビルの収入からすると大きすぎて回収できないことも発見し、この問題は、完全に「デッドロック」したかに見えました。

担当者は、部下を招集し、この事態について相談しました。

長時間の会議が開かれ、皆が疲れてきた頃、それまで口を開かなかった新人が、おずおずと一つの提案を行いました。

「各階のエレベーターの前に、大きな鏡を置きませんか?」

すると2週間後、エレベーターに対するクレームは、一件もなくなったのです。

さて、ここで皆さんに、考えていただきたいのです。

なぜ、「エレベーターの前に鏡を置くこと」で、「エレベーターの待ち時間を減らす」という「問題」が「解決」したのか。

それは、「エレベーターの前に置いた鏡によって、エレベーターを待っている人が、そこを覗き込み、身だしなみを整えたり、後ろにいる魅力的な異性に目をやったりする時間が増えてから」です。

その結果として、「エレベーターの待ち時間」…正確に言うならば、「エレベーターの待ち時間として認識される時間」は、激変することになりました。

つまり、「鏡を置くこと」で、「エレベーターの待ち時間はまったく変わっていない」のにもかかわらず、その時間を「待ち時間」として認識しなくなった、ということになります。

かくして「問題」は解決されたというものです。

つまり、そもそもの問題は、「待ち時間」そのものよりも、「待っていることを認識している時間」だったということになります。

問題の所在を何に置くか?によって、解決方法は大きく変わってきます。

やっていることは非常にシンプル。

むしろくだらない。

なのに効果的。

これが、ハックの威力です。

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