気持ちも明るく
2019.10.28
かつて浪越徳治郎(なみこしとくじろう)という指圧の名人がいました。
あのマリリン・モンローからマッサージを依頼されたほどの名人ですが、「指圧の心は母心。押せば命の泉湧く」という名セリフと、「ワッハッハ」という大笑いが印象的な人でした。
彼は、物事を否定的にとらえたり、悪く考えたりするから、肩が凝ったり、体内に悪いものが溜まるのだ、といっていましたが、とてもよくわかる話です。
ビートたけしのお兄さん、北野大さんは、科学者であり、明治大学の教授でもあります。
彼も浪越徳治郎と同じで、いつも笑顔です。
テレビでの話を聞いていても、後ろ向きなところがありません。
その場にいる人たちの心を、きゅっとつかんでいるように思えるのです。
物事をマイナスに見る人は、当然のことながら、周りの人たちをマイナス評価します。
だから人が集まってきません。
そういうタイプは陰気(いんき)です。
どこかで人をバカにしているだけに、次第に敵が多くなります。
ときには、味方と思っていた人が敵に回ることもあるでしょう。
これに対して、プラスに評価してくれる人は、たとえその人に叱られても、心の温かさが伝わってくるような気がします。
一緒にいれば居心地がよく、よても快適です。
なによりも笑顔で接してくれるので、こちらの気持ちも明るくなるのです。
もう一つ加えると、物事を肯定的に、プラス感覚でとらえられる人は、人物が大きく見えるものです。
周りに人が大勢あつまってくるのも当然といえます。