エネルギーダウンしている人がいたら
2019.10.19
『親子関係で悩む人は少なくありませんが、もともと子どもは、親を慕うようにできています。
しかし「正しいことを言えば、わかってもらえる」とか「これは常識的なことだから」という考えでいたら、うまくいきません。
人はいつも「正しい」ことではなく「温かいもの」を受け入れるからです。
人間関係が柔らかく温かいものであれば、問題はクリアされていきますが、その人との関係がうまく形成されていなければ、いくら正しいことを主張しても聞き入れてはくれません。
説得力を磨くより、「温かく柔らかな人間関係をつくる」という解決方法を覚えておくといいですね。
子どもを言い聞かせ教育していくより、親が“実践者”として見本になっていきましょう。
親子関係がいいものになれば、ほかの部分までうまく回り始めます。
一番身近な人間関係を見つめ直し、築いていく。
子どもは、それを教えに来てくれている、とても貴重な存在だと思えるのです。』
小林正観 『宇宙も神様もぜんぶ味方につける習慣』より
「春風を以(もっ)て人に接し、秋霜(しゅうそう)を以て自ら粛(つつし)む」
という、江戸時代の儒学者・佐藤一斎の『言志四録』に出てくる言葉があります。
人に対しては、春の風のように穏やかで和やかな心、温かな気持ちで接し、自分に対するときは秋の霜(しも)のように厳しい心で自分を律していかなければならない、という意。
説得力を磨くのではなく、「温かく柔らかな人間関係をつくる」 こと。
そして、人間にエネルギーを吹き込むものは、「感謝」「笑顔」「賞賛」。
エネルギーダウンしている人がいたら…
春風のごとく、穏やかで温かな気持ちで接したいですね。