喜神
2019.09.24
心の奥深いところに喜びの気持ちを持つには、感謝の念がなければならない。
逆に、何事に対しても、「あたりまえ」と感謝をしなかったり、不平や不満の気持ちを持ったら心の中は冷え冷えとする。
我々は、何事もなく過ぎてゆく平穏無事な毎日に慣れてしまうと、感謝の気持ちが薄くなってしまう。
病気になったり、事業がうまくいかなくなったり、トラブルがあったりすると、その「あたりまえ」だったありがたさに気づく。
「ありがたさ」とは「有り難さ」で、有(あ)ることが稀(まれ)なこと。
「あたりまえ」の毎日は、実は本当は奇跡のように希なこと。
なかなか難しいことだが、よいことに対してはもちろんだが、悪いことにも感謝ができたら、心のなかに喜びの気持ちがわきあがってくる。
それが、いいことも、悪いことも甘んじて淡々と受ける、ということ。
心中に喜神を含めば、「ニコニコ顔で命がけ」となり、運も開ける。