日本初の缶ビール
2019.09.15
60年前の本日...日本初の缶ビール「アサヒゴールド」が発売されました。
当時の社名はまだ、アサヒビールではなく朝日麦酒でした。
この頃の日本経済は右肩上がりで、レジャーなどを楽しむ人が増加していました。
ところが今までの瓶ビールでは手軽さがありません。
ゆえにこの缶ビールが大ヒットする!と確信していましたが、そうでもなかったようです。
理由は、この缶はスチール製で、プルトップもついておらず缶きりで穴を開けて飲むタイプだったそうです。
やはりこれも手軽さがありません。そこでキリン、サッポロも同時にプルトップ型を販売。
実はそれでも売り上げは伸び悩んだそうです。
結局缶ビールが普及しだしたのは、自動販売機やスーパーなどで一般消費者が手軽に買えるようになってからだったそうです。
物自体の性質、クオリティももちろん大切な要素ですが、「どう売るか」も大事なことなんですね。
優秀な営業マンは「商品が雑草でも売ってくる」といいますから、納得ですね。