シュリーマン
2019.03.30
「トロイの木馬」を発掘したことで有名なシュリーマンは、1822年にドイツで生まれた。
8才のころ、ホメロスの叙事詩イーリアスを読んで感動した彼は、誰もがおとぎ話だと思っていたその物語を、大人になっても信じ続けた。
貧しい家庭で育ったシュリーマンは血のにじむような苦労をして、語学の習得に励み、18ヶ国語をマスターしたという。
その語学力を武器に、貿易商を営み莫大な富を築いた彼は、子どもの頃の夢を実現するためギリシャに出かけ、全ての財産をなげうって1870年に、「トロイの木馬」を掘り当てた。
「どこへ入る」かではなく、入った後に「何をしたいのか」。
「お金を稼ぐ」のではなく、稼いだお金を「何に使うのか」。
ただ「勉強する」のではなく、「何のために勉強するのか」。
人生において、「何のために」という問いかけはとても大事。