笑の効果
2019.03.02
「私たちは糖尿病に着目しました。
糖尿病の指標となる血糖値は
ほんの少しの血液で簡単に測定ができますし、明白な結果が出ます。
実験は糖尿病患者に対して
昼食後の40分間に、1日目は医学部教授による「糖尿病に関する講義」を聞いてもらい
2日目は落語を楽しんでもらい
終了後に採血をして血糖値を測定するというものです。
講義は当然ながら真剣なもので、笑いはありません。
吉本興業と共同で3回実験をして、3回とも漫才や落語を聞いた人のほうが血糖値の上昇が抑えられたという結果になりました」
そして、岡山県の医師・伊丹仁朗博士の実験によると
がん患者に寄席を見せ、その前後に採血をしたところ
がん細胞を殺すナチュラルキラー細胞が正常値より低めだった人は、観劇後に全て活性化していたという。