オリンポスの神々
2018.12.30
昔、ある人にこういう話を聞きました。
オリンポスの神々が集まり、「幸せになる秘訣をどこに隠したら、人間がそれを見つけた時にもっとも感謝するか」を話し合った。
「高い山の上がいい」「いや、深い海の底だ」「それよりも地中深く埋めるのがいい」とか議論がいっぱい。
すると、一人の神が「人間の心の奥深いところに隠すのが一番だ」と言い、全員がその意見に賛成した、という話である。
幸せの秘訣は人間の心の奥深くにある。
自分の花を咲かせる秘訣は心の中にある、ということである。
だが、心の奥深く隠されているが故に、秘訣に気づかぬままに人生を終える人も少なくない。
どうすればその秘訣に気づき、自分の花を咲かせることができるのか。
まず、自らの命に目覚めること。
自分がここにいるのは両親がいたからであり、その両親にもそれぞれ両親があり、それが連綿と続いて、いま自分はここにいる。
どこかで組み合わせが変わっていたら、あるいは途絶えていたら、自分はここにはいない。
自分の命は自分のものではない。
すべては与えられたものだ。その自覚こそ、自分の花を咲かせる土壌になる。と....