元手がいらない利益莫大
2018.10.28
「元手がいらない、しかも利益は莫大。
与えても減らず、与えられたものは豊かになる。
一瞬見せれば、その記憶は永久に続くことがある。
どんな大金持ちでもこれなしでは暮らせない。
どんな貧乏人もこれによって豊かになる。
家庭には幸福を、商売に善意をもたらす友情の合い言葉。
疲れた者にとっては休養、失意の人にとっては光明、
悲しむ者にとっては太陽、悩む者にとっては自然の解毒剤となる。
買うことも、強要することも、盗むこともできない。
無償で与えて初めて値打ちが出る」
人間研究の先駆者・アメリカのD・カーネギーは、笑顔について、こう語っている。
日本には、昔から、「愁眉筋(しゅうびきん・眉の間の筋肉)に縦じわを寄せる苦悶の表情は、
心がいっそう暗くなり、なお悪い状態に陥ってしまう。苦は苦を呼び込む」
とする信仰があった。
逆に、愁眉筋の縦じわをなくすと、
顔全体の表情が解放され、
開かれて明るくなり、
幸運に恵まれるとする思想も根強くあった。
日本人は、潜在意識の中で、
苦しい状態に追い込まれた時、笑いの表情をすると、
苦しさは消失すると、今でも固く信じているのかもしれない。