選ぶのは誰
2018.11.21
向田邦子さんの名エッセイ、「無名仮名人名簿」(文藝春秋)の中に
次のような文章があった。
「父は私たち子供がチョコレートを選ぶ際絶対に取替えを許さなかった。
『お前はいま、掴んだじゃないか。文句を言うなら自分の手に言え』」
長い人生の中で我々は、たくさんの選択をしなければならない。
進学...
就職、転職、結婚、離婚…
そして、レストランのメニュー選びから、サンドイッチやチョコレートの好みまで。
しかし…大事なことは
いい選択も悪い選択も、選んでいるのはすべて自分だ、と思えるかどうか。
「選んだのは自分ではない」と思った途端、文句と愚痴と、不平不満の毎日になる。
マンガの天才バカボンのパパは「これでいいのだ!」という。
たとえどんな選択をしようと、「これでいいのだ」と明るく考える人でありたい。