「頼まれごとの人生」
2018.10.21
小林正観さんは、「頼まれごとの人生」と、よく言う。
「頼まれごとの人生」とは、自ら、ああだ、こうだ、と画策したり動いたりするのではなく、
人から頼まれたことをただ淡々とこなしていく、という生き方のこと。
人からの頼みを断ってばかりいる人は、やがて、人から頼まれなくなる。
人からよく頼まれる人は、あまりこだわりなく、気持ちよく引き受けてくれる人。
これを続けていると、大きな意志の力で自分が動かされているのがわかる。
それが、「使命」だと正観さんはいう。
ただひたすら一所懸命に、自分の目の前にきた仕事や頼まれごとを黙々とこなしていくこと。
定年後なにもすることがない、という人は、頼まれごとを引き受けてこなかった人。
若い頃から気持ちよく引き受けてきた人は、いくつになっても、あちこちから声がかかる。
「無事是貴人」の生き方を目指したい。