仕事の報酬とは...
2018.10.05
土光敏夫氏の言葉に次のようなものがある。
「賃金は不満を減らすことはできても、満足を増やすことはできない。
満足を増やすことのできるのは、仕事そのものだといわねばならぬ。
どんな仕事であろうと、それが自発的主体的に行動できるような仕事になってくれば、人々はそこから働きがいを感ずるようになるのだ」
土光敏夫氏は、清貧の人といわれ、公正無私を貫いた。
次々に会社の再建を任され、最後は国の財政再建も頼まれた。
つまり、自ら望んで再建の修羅場に赴いたのではなく、頼まれごとの人生だった、ということ。
頼まれごとをされる人は、「仕事の報酬は仕事」、と思っている人。
仕事の報酬が金銭だと思っている人には、頼まれごとはやってこない。
文句を言わず、目前の仕事に、ただひたすら努力する人でありたい。