七福神
2018.07.06
七福神オールメンバーをあげるのはあとにして
七福神信仰が江戸初期からあったのは確かなようです。
元日と2日に、宝船に七福神が乗った絵を宝船売りが売り歩きました。
この絵を正月2日に枕の下に入れて寝ると、めでたい初夢を見ると信じられて、
この夜、見る縁起のいい夢が、一富士・二鷹・三茄子。
ところで、あなたは七福神をご存じでしょうか。
恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋、寿老人、福禄寿。
以上が七福神ですが、この7人の神の出身地をご存じですか。
恵比寿が日本(神道)
大黒天・毘沙門天の2神がインド(仏教)
弁財天が同じくインド(ヒンドゥー)
布袋・寿老人・福禄寿の3神は中国(道教)なのです。
これは意外、と思われた方も多いのでは。
日本の俗信はインターナショナルでボーダレスなのです。
もしかして、肩に釣り竿、鯛をかかえ、狩衣姿の恵比寿も「外国人」かもしれません(笑)
キリストとかムハマンドとかアラーとか
唯一神教と原理主義は自分の信仰以外をすべて排除し、紛争を生みつづけて数千年。
日本の恵比寿だけで、よその国の神々をも敬う七福神信仰は、
きわめて国際協調的です。21世紀の外交は多神教が導くのではないでしょうか。