土光敏夫氏に学ぶ!
2018.06.17
今回は土光敏夫(どこう・としお)氏の言葉を紹介します。
「一日一日にけじめをつける」
一日一日にけじめをつけていこう。きょうのことは、きょうやってしまおう。
これは、忙しいとか暇があるとかの時間の問題ではない。志の問題である。「あしたにしよう」という弱い心に、自ら鞭を打て。あしたという日には、またあしたやるべきことが待っている。
「仕事に責任を持つ」
若いころのぼくは、ガチガチの男ではなかったよ。(略)仕事に関しても、それほど気張ってやったとは思わない。
ただ、自分の専門に関しては、人から指一本でもさされぬように、肝に銘じてやってきた。社長だろうが会長だろうが、自分の社の納めた機械について、
たとえ休日でもクレームがあればとんでいくぐらいの勇気をもつべきだ。ぼくはそれをつねに実行してきた。
「仕事の報酬は仕事である」
賃金は不満を減らすことはできても満足を増やすことはできない。
満足を増やすことのできるのは仕事そのものだといわねばならぬ。どんな仕事であろうと、それが自発的主体的に行動できるような仕事になってくれば、
人々はそこから働きがいを感ずるようになるのだ。仕事の種類や程度よりも、仕事のやり方が問題にされねばならぬ。
我々はとかく給料を仕事の成果の尺度にしがちです。
しかしこのような考えでは、土光氏の考えに基づけば
永遠に満足することができないということになります。
これはアメリカの心理学者、ハーズバーグが語る動機理論にもあるように、
賃金は高いモチベーションへと導くものにはなり得ない、ということでしょう。
土光氏は技術屋として入社したにもかかわらず、
国を率いるリーダーとして活躍するに至りました。
彼の足跡は
原理原則に従い成果を出すことで
大きな貢献を成し遂げることができる、という勇気を私たちに与えてくれると思います。
国を率いるリーダーとして活躍するに至りました。
彼の足跡は
原理原則に従い成果を出すことで
大きな貢献を成し遂げることができる、という勇気を私たちに与えてくれると思います。
先の見えない景気の低迷が続く今、「ミスター合理化」に見習うべきとところは少なくありません。
(引用元:『土光敏夫 信念の言葉』、PHP研究所編)